マンションやアパートのベランダに、鳩のフンが落とされている、そんな経験はありませんか。
しかし、放置するのは体にもよくありませんし、その家を売ろうとした場合、フンだらけのベランダではマイナスポイントとなります。
そこで、今回は、ベランダの鳩のフンの注意すべき点について
- 怖さ
- 掃除方法
をお伝えします。
※実際に、家主の入院中、ベランダが鳩の巣になり、掃除が大変だったお客様のお話をお伺いしましたので、体験談と共に説明します。
鳩のフンを甘く見てはいけない理由!
鳩のフンを放置していいことはまずありません。
その理由は、
- 病原菌だらけ
- 鳩が戻ってくる
などがあります。
それぞれについて、解説しますね。
病原菌だらけ
鳩などの野生の鳥は、体内にさまざまな菌を持っており、そこから排出されたフンは病原菌だらけです。
鳩のフンから起こってしまう病気は、
- 鳥アレルギー
- 鳥インフルエンザ
- クリプトコックス症
- オウム病
- ニューカッスル病
- サルモネラ食中毒
- トキソプラズマ症
- ヒストプラズマ症
など、様々です。
口にしていないのに、なぜサルモネラ食中毒など、食事で起こる食中毒のような症状が出るのか不思議ですよね?
乾燥した鳩のフンは、空気中に浮遊し、人間の口に入ると、そこから肺へ到達して感染症を起こす可能性があります。
また、鳩のフンがついた手すりなどに触れ、傷口から体内に入ると、感染症を起こす危険性があるのです。
そうならないために、鳩のフンは、早いうちに処理することが大事ですが、その掃除方法も重要になってきます。
鳩が戻ってくる
そして、もう一つ鳩のフンを放置することになると困る理由が、鳩が戻ってくるということです・・・。
鳩の巣に卵や雛がいる状態で、無許可に撤去するのは、獣保護法という法律で違法となります。
そのため、巣がある(卵や雛がいる)状態で撤去するには、専門業者に依頼するしかありません。
ただ、卵や雛がいなくなれば、その隙に掃除をするのは可能です。
その状態で掃除せず放置すると、先ほど説明したような健康被害もありますが、再び鳩が戻ってくる可能性が大です。
鳩が安全な場所という認識をすると、雛鳥が巣立った後に再び戻ってきて、また巣作り・・・ということも多々あります。
そうならないために、掃除が必要なのです。
ベランダの鳩のフンの掃除方法
まず、こちらをご覧ください。
家主の入院中、鳩に巣を作られ、一度巣立った後に再び戻ってきて巣作り、そして雛が成長中のベランダです。(室外機の裏に雛がいます。)
実際みると、足の踏み場もないくらい、鳩のフンだらけです。
また、巣の近くには、巣作りしたと思われる小石や小枝等もたくさん。
入退院を繰り返している家主の方は、体力的に心配で、免疫力も弱そうなので、親族であるお客様が掃除を買って出ることになったそうです・・・。
用意するもの
まず、用意するものはこちら。
- デッキブラシ
- バケツ
- ちりとり
- 水(ぬるま湯)
- キッチンペーパー等
- 使い捨てマスク
- 使い捨て手袋
- 次亜塩素酸ナトリウムスプレー(ハイター、カビキラーなど)
掃除手順
ホウキで、フンを掃いて片付けようとするのは厳禁です。
取れない上に、菌を余計撒き散らしてしまうことになります。
- マスク、手袋を装着
- 植木鉢等、邪魔になるものを移動させる
- ぬるま湯をかけ、フンを柔らかく取れやすい状態にする
- キッチンペーパー等で、フンを除去
- 取れない部分は、しっかりぬるま湯をかけたあと、デッキブラシで擦り落とす
- バケツに水とジア塩酸ナトリウムを入れ、流す(手すりなどは、スプレー)
こちらの家は、まだ雛が2羽いたので、とりあえず、雛に当たらない部分のみを掃除しました。
目の前の電線には、心配そうに見つめる鳩の親・・・
クルックークルックー言いながら、夫婦で相談しているようだったので、「大丈夫だから、待って!」と声をかけながら掃除をされたそうです。
(お客様が部屋に入ると、すぐに親鳩は覗きにきたので、またすぐフンだらけになるでしょう・・・)
次に掃除をするのは、雛が巣立った後です。
その時は、徹底的に巣の除去まで行う予定だそうです。
キレイなベランダを保ち、巣を作らせない、鳩を寄せ付けない対策も必要です。
今回は、ベランダの鳩のフンについてお話しました。
うちは大丈夫!と思われている方も、もう一度ベランダをよく見て、もしフンが落とされていたら、早めの対策を取ってください。
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