賃貸アパートやマンション、中古マンションや戸建て等の住まいを探す際に、
- バルコニー
- ベランダ
- テラス
などのワードが、間取りや詳細に記載されています。
ですが、その明確な違いをご存知ですか?
実は、それぞれ定義が異なり、別なものになります。
今回は、それぞれの特徴と違いについて説明します。
バルコニーとは?
バルコニーとはどういうものかを説明しますね。
- 2階以上にある
- 建物の外側に張り出している
- 屋根がない
- 室外にある
- 手すりがある(高さ1.1ⅿ以上)
以上のものを、バルコニーといいます。
バルコニーは、建物の外側に張り出しているものですが、その出っ張り具合(壁や柱から)によって、建築面積に含まれるか含まないかが異なってきます。
- 出っ張りが1m以下・・・建築面積に含まない
- 出っ張りが1m以上・・・先端から1m手前までが建築面積に含まれる
というように、建築基準法施行令の第2条第1項第2号によって定められています。
ベランダとは?
続いて、ベランダについて説明しますね。
- 建物の外壁から張り出している
- 屋根・軒・庇(ひさし)がある
以上のものがベランダです。
ベランダって、バルコニーに比べて定義が甘くない?と感じますよね。
軒下に収まる屋外スペースのことをベランダというので、
- 日本家屋の縁側
- 上の階の床部分が屋根になるもの
なども、ベランダにあたります。
テラスとは?
では、続いてテラスについて説明します。
- 建物の外側に張り出している
- 地面より少し高い場所にある
以上のものを、テラスといいます。
材質的には、コンクリート・ウッドデッキ・煉瓦・タイル貼り・石貼りなど様々ありますが、全て上記の条件に当てはまればテラスです。
母屋と繋がり、窓や扉で仕切られています。
明確な違いを表で説明します。
バルコニー・ベランダ・テラスの違いは?
上の図を見ると明確ですが、階や屋根によって異なります。
また、屋根のない屋上にあるバルコニーを、「ルーフバルコニー」。
建物から飛び出さない、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでいる形状の屋外空間を、インナーバルコニーと呼びます。
いかがでしたでしょうか?
「小雨ぐらいだったら、洗濯物も干せるバルコニーが欲しい。」
という表現ではなく、
「小雨ぐらいだったら、洗濯物も干せるベランダが欲しい。」
というのが、屋根付きで安心して洗濯物が干せる場所としての正しい表現になります。
今回は、バルコニー・ベランダ・テラスの違いを説明しました。
同じような言葉でも、意味が異なる用語はまだまだたくさんありますので、今後も、紛らわしい住宅・不動産用語について解説していきます。
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